ああでもないこおでもないと切磋琢磨する姿がこそ美しい

2021.10.24

ものが人から人へと渡る時、、いや、物が売れる時。そうそう、こうやって美しい表現をとすぐにカッコつける。私にはそんな所がある。自然体の人に心底憧れている。美しい接客とは…ずっと「美しいとは」について考えている。それを問うことが宿命なのではないかと思っている。

もうこれ、最後の一点ですよ。これ、誰々が欲しいって言ってたのですよ、誰々が買ったのですよ。などという汚い(美しくない)言葉を聞きたくも言いたくもないのだ。自分がこの言葉を浴びせられるとこう思う「あぁ私は消費の対象になっているんだな」「聞きたいのはそんな言葉じゃない」と。接客業を生業としている者のプライド…なのか。

先日’美しい接客をしたい’と服屋の先輩に相談した。美しい接客って難しいと言うと「美しい接客なんて100年早いわ、どうすれば楽しんで買い物していってもらえるか、日々考えああでもないこおでもないと切磋琢磨する姿がこそが美しいんじゃないか」と返ってきた。あぁ、そうだった、と落胆と共に笑えてきた。やっぱりそうだよな、そうだった。この言葉を導き出せた事がずいぶん昔にあったのに、日々の事に追われて忘れていた。いや、実は言葉を導き出せても、体に染み込むまで習得出来ていなかったのかもしれない。初心忘れるべからず。いつだって地面這いつくばって進む姿勢でいなくちゃいけないな。

寝ても覚めても_

2021.10.24

オープンしたばかりの頃のこの感じを久々に思い出している。毎朝毎晩、移動時間も休憩時間も、お店の事で頭がいっぱいだ。最初に飾ったものたちがどんどん売れて、色々と想像しながら作った陳列が崩れていく。お店の陳列にパーフェクトなんてあり得ないけれど、それでも一番最初というのは、初めてのデートの時の様に、1番のお気に入りの服を着て、相手に好かれようと良いところばかり見せようとする。それがどんどん剥がされていくと薄っぺらくなって、もっと美しくなりたい、もっとカッコよくなりたいともがく。今日は何を着ていこう?今日はどんな話をしよう?早く会いたいなぁと想いを寄せる。お店のキラキラはそんなものに似ているのではないかなと思う。目を輝かせた人がそこにいるかどうかなんだろうなと。

今年のアラジンが始まった

2021.10.24

今年は去年残してしまった半分灯油の入ったアラジンから始まった。儀式の芯の掃除が出来ないからちょっと寂しい気もするけれど、今年はこれでスタートして、途中で新しい芯に交換することにしよう。

2021.09.27

出来ないなんて言いたくない

POWER TO THE PEOPLE

2021.09.26

今は2号店 Dhal Homesのオープン前、残り1ヶ月を切ったところで、新しいお店の準備、既存のお店の新作もどんどん入ってきて、次のシーズンの生産前の打ち合わせ、次の次のシーズンの打ち合わせ、工場とのやりとり、お取引先のバイヤーさまとのやりとり、店頭側も生産側もパンパンで、毎日のようにトラブルが起きている(といっても、服が世に出されるまではトラブルが付き物と言ってもいいくらい何かしらある、無い方が奇跡だったりする)。トラブルが有る事を願いはしたくないが、それがなければ人も洋服も成長しないと思っている。その度悔し涙を流す者もいて、助け合おうとする仲間がいて、チームとしてどんどん強くなっていく。今のDhalもまたどんどん強くなっていっている気がする。つまりは毎日ハプニングがやってきている。でも元を辿れば、、そもそもハプニンングを起こしているんだもんなとも思う。新しいことに挑戦しているのだし、つまづいて、そこから這い上がる時のエネルギーっていうのは、物凄いパワーになって跳ね返る。各々が限界値を超えて何かを成し遂げようとする。ミスを恐れず、目的に向かって思いっきりやるって、大切なこと。そこで経験を積むっていう事に何より価値がある。大丈夫、なんとかなる。なんでも楽しんでやってやろう。

3年

2021.09.10

私は感動的な瞬間やとっておきの日みたいなものにはどうも鈍感で、今日になってようやくダルの3周年を迎えれた事をじわじわと感動した。独立すると近い人に報告した時も、もちろん喜んでもらえると思って報告したら、「ヘェ〜」と笑われて驚きと悔しさと恥ずかしさで動揺した。工場の人には女と仕事したくないと、工賃値上の人種差別も受けた。幾度とそんな悔しい思いもあったけれど、なにくそ、見とけよ、何がなんでも良いもん作って良い場所作って、皆んなを幸せに豊かにしてやるぞと泣いて笑ってきた。今思えば全部笑ってかわせてこれたのも、ダルを好きでいてくれる皆んなのお陰だ。昨日スタッフが3年後どうなってるでしょうね、とふとそんな事を言っていたのを思い出したのだ。3年前、新しくお店を出すなんて想像もしていなかった。何が起こるかわからない、新しい事を始める時っていうのは押し出された様に事が進むもんなんだなとまた3年前と同じ様な感覚でもある。お店に来てくれる人達は消費の対象でも、個人の満足を満たす道連れでもない。一緒に夢を見る仲間なんだと思えてならない。次のお店ももちろん皆んなと作っていくまだ見ぬ場所なんだと思う。先頭切って笑われよう、皆んなが喜んでくれるならなんだってやるさとパワーが漲ってきた。今になって。

私の自慢

2021.08.27

お店の玄関は空気を放っています。今朝は出勤するとなんだか扉が清々しく軽い。いつも以上にあぁ良いなぁ今日はなんだかお店の空気が良いぞとルンルンでお店の奥のアトリエスペースに進むと、カシャカシャカシャッとカメラ音、おめでとー!と皆からのお祝いの声、目の前にケーキとロウソクが飛び込んできました。すっかり自分の誕生日のことを忘れていたことに気付きました。といっても私もサプライズ好きなので、人がしてくれるサプライズにはいち早く気付いてしまい、、この性格なんとかしたいと毎年思うのですが、今年は慌ただしく毎日が過ぎ、帰って寝るだけ慌てて出勤の日々が続いておりましたので、今年のスタッフのサプライズに鈍感でした。嬉しくて恥ずかしくてありがとうしか言葉が出てきません。ケーキも毎年スタッフの手作り。プレゼントには私が欲しかった植物といつか欲しいと思っていたブックエンドを買ってくれました。そしてみんなからの手紙。今はそれを読み終え今日の気持ちを書き留めておきたくなって書いています。気持ちが分厚くてちゃんと言葉が伝わってくる温かい手紙に泣きました。みんなありがとう。公の場を借りて、本当にありがとう。会社よりブランドより何より、私の一番の自慢はダルのスタッフです。人の事を大切に出来る優しくて強くて素敵なスタッフたちから学ぶことは毎日山のようにあります。何があっても何とかしてあげたいと思う家族です。もう一度言わせてください、やっぱり私の自慢はスタッフです。いつもありがとう。

洋服と人生

2021.07.26

洋服を自分で選んで買うということは生活を選ぶことなんだけどな。

人生を選択するということなんだけどな。

こだわり万歳。面白い方がイイにきまってる。

本音で生きている人達に届く言葉

2021.07.20

戦略や駆け引きが苦手な私は商売には向いていないとずっと思っている。

実際昔はよく上司に言われていた。商売向きではないと。

自分は向いていない、そう思っていたから時々遠くで身を案じてくれている知り合いや友人が、どうして独立しないのかわからないと言ってくれていた。その時はここで満足しているので(実際満足もしていたので)、と言いながら内では独立出来ない理由の一つでもあった。もちろん全てを洋服に捧げていたので、お店を出すお金も持ち合わせていなかったからだ。

独立して思ったことがある、洋服を作るのも、洋服を売るのも買うのも、お金を借りるのも、全部本気の本音の信用信頼の関係があるということだ。すべてがリアルですべてが責任で、全てのひとつひとつのことが本気のことなのだ。

良い加減なんて、良い塩梅なんて、私にはまだまだ先の事な気がする。そしてここに集まる人達と共に最高の瞬間を積み重ね、良い人生だったと言って死んでいきたいと思う。私の恩師の国語の先生がおっしゃった『本音で生きている人達に届く言葉を見つけたい』という言葉を今また噛み締めている。

2021.07.17

月がいつも以上に輝いているのは

くじけぬようにと励ましてくれているのだ

-キングダム シカより