開封の儀
踏み入れないように気をつけていたパンドラの箱を開けてしまった、の巻。
大人になってから、「アイドルと宝塚には手を出さない」これが私の掟でした。
学生時代は、使えるお金に限りがありましたし、ファンレターを書いたり、誕生日にプレゼントを贈ったり、身の丈に合った楽しみ方で済んでいました。
宝塚は今のところ一切触れていませんが、大学時代、とあるミュージカルに夢中になり、遠征していた過去があるので素質は十分です。
そんな私がついに観てしまったのです。Netflixで配信されていた、あるアイドルグループのオーディション番組を。
元は5人組だったグループが、2人の脱退を経て3人になり、グループ名を変えて再始動。その新メンバーをオーディションで決める、というものです。(口頭だと、ここは息継ぎなしで話します)
今年2月にすでに新メンバーは決まっていたのですが、私は全くその情報を知らず。だからこそ全話ドキドキしながら観ることができました。口元は緩みっぱなし、涙腺はゆるゆる、ついにはお財布の紐まで緩み、ファンクラブに入ろうとしています。
ふつうならまだ学生の年頃から、アイドルとして活動してきたオリジナルメンバー3人。その語る内容の濃さや、オーディションに臨む視点の鋭さには、積み重ねてきたものの重みを感じました。
「俺は、死ぬほど売れたい。」
ああ、そうだよね。それしかないよね。アイドルが“仕事”なんだもん。言葉にされると、ズドンと心に響くものがありました。
仕事は違えど、真剣な姿にはやっぱり心を動かされます。積み重ねてきたものの先にある、説得力。人の心を動かすのは、そういうところなんだと改めて思いました。
思わず背筋が伸びたのでした。
ちなみにtimelesz菊池風磨担です。
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