手放せないもの
物を手放すことにはわりと躊躇ないほうだと思っていた。
でもなかには思い出が詰まったものは、サイズアウトしてようと、ボロボロであろうと残している。
自分が初めて買ったレザーのライダース、パリではじめて別注をくむことができたシャツ。
尊敬する人からすすめていただいた服は、新しい自分を発見できた思い出があり、背伸びして買ったハイブランドのアクセサリーには、その時の目標がみえてくる。
手放せないものもやはりある。
新しい家族ができてから、手放せないものがまた増えた。
生まれた時にいただいた服、小さな頃に描いた絵、拾ってきた石や枝、だいじにしているぬいぐるみ。
でも、その中でもある時突然ぱっと手放すことができる。そのある時がなんなのかはっきりは自分でもわからないけれど、その思い出を更新した時なのかもしれない。
どちらにしても、いつも余白は持っていたいなーと思う。頭の中、クローゼットの中、おもちゃ箱、本棚…。
そんなことを考えながらようやく衣替えを始めました。
※写真 手放せないシリーズ 「息子が着れなくなった1歳の時の服がぴったりなビッツァーくん(ビッツァーくんも衣替えします)」
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@yuki_dhal